WiMAX(ワイマックス)と光回線の比較
ワイマックスを家で固定の光回線の代わりに使おうと検討されている方は多いですし、実際そうしている方も最近増えています。
私ももちろんワイマックスが家のメイン回線です。
3年前、引っ越しのときに、工事不要のワイマックスに変えました。
もう光回線のあのややこしい手続きや配線、設定を引っ越すたびにしたくなかったことや、たまにカフェで仕事するときにネットがほしかったので、思い切って光回線からワイマックスにしました。
ワイマックスにすることのメリット
・月額料金が安くなる可能性がある
・配線や工事が不要
・外出先でもインターネットへの接続が可能
でも、確かに最初光回線からワイマックスにするときは、本当に大丈夫か不安でした。
そこで、その経験から、家のメイン回線を光からワイマックスにする検討をするときに、知っておくべきことをまとめておきます。
初期費用の比較
ついつい月額料金だけに着目してしまいがちですが、ワイマックスと光回線の比較では、まずこの初期費用に違いが出ます。
といっても、若干なのですが、光回線は工事代がかかることがあるので、ワイマックスの方がしいて言えば安く抑えられることが多いです。
WiMAX(ワイマックス)の初期費用
ワイマックスの初期費用は、プロバイダーによってまちまちです。
本家のUQ WiMAXは0円なのに対して、Broad WiMAXでは18,856円が掛かったりします。
Broad WiMAXは初期費用が高い代わりに、月額料金が安いのですが。
キャンペーンで実質0円にしているプロバイダーも多いです。
これに別途、事務手数料が3,000円かかります。
こちらもキャンペーンでタダになるプロバイダーもあります。
なので、初期費用を抑えようと思うと、実質タダで申し込みが可能です。
光回線の初期費用
光回線には、ワイマックスと同様の事務手数料と工事費用が掛かります。
事務手数料として、ほとんどのプロバイダーでは3,000円がかかります。
これはワイマックスでも同じですね。
この事務手数料に加えて、代表的な光回線のサービス「OCN光」を例に挙げると、NTT東日本・西日本ともに15,000円~20,000円程度の工事費がかかります。
これはプロバイダによっても違いますし、一戸建てと集合住宅(マンション)でも異なります。
こちらもワイマックスと同様、プロバイダーの中には工事費用は無料というところもあります。
しかし、そういうところは結構契約料金、電話工事費用など別の名前で別途料金を取ってきたりします。
月額料金の比較
ワイマックスの月額料金
Broad WiMAXのように、初期費用が高い代わりに月額料金の安いプロバイダーもありますが、本家UQ WiMAXも含めて多くのプロバイダーが最初の2年間は、3,696円(UQ Flatツープラス)または4,380円(UQ Flatツープラス ギガ放題)です。
2年が過ぎると、プラス500円になり、4,196円(UQ Flatツープラス)または4,880円(UQ Flatツープラス ギガ放題)となります。
ただし、本家UQ WiMAXがKDDI/auの子会社であることから、auのスマホとセットで持つと最大月額934円の割引になります。
光回線の月額料金
最近スマホと光のセット割など、光回線をめぐる値引きやキャンペーンが激化しています。
なので、お得なプロバイダーをうまく選べば、ワイマックスよりも安いことがあります。
ただ、いわゆる悪徳業者が多いのも確かで、キャンペーンで高額キャッシュバックをうたいつつ、実際の条件はめちゃくちゃ厳しかったり、申請がややこしくてできなかったりすることがあります。
このあたりは、気を付けたいところですね。
最も一般的な「OCN 光」だと、月額料金は5,100円(一戸建て)、3,600円(集合住宅)くらいですね。
フレッツ光1Gタイプで、月額がおおよそ4000円~6000円くらいです。
通信速度
光回線が早いことは自明ですが、ワイマックスと比較してどれくらい違うのでしょうか。
結論からいうと、理論値ではかなり差が開いていますが、実際にでる速度や体感がそんなに変わるとは思いません。
ワイマックスと光回線の下り最高速度
フレッツ光:1024Mbps(1Gbps)
Wimax:220Mbps
まだ確かに下り最大速度に関しては、すごく差が開いているように見えます。
WiMAXの220Mbpsも2015年にやっと下り最大110Mbpsから220Mpbsになったところで、最新端末のW01とWX01しか対応していません。
ただ、結構ワイマックス業界の高速化が早く、今後の高速化見込みとしては、数年後(2020年あたり?)には1Gbpsに追いつくとみられます。
このあたりは政府の電波政策や技術次第なのでなんともいえませんが、docomoなども同時期あたりには1Gbpsを出すといっているので、おそらく実現されると思われます。
そうすると、今後は光回線から主流はモバイルWiFiルーターに移ってくることも十分考えられます。
また、理論値では差がありますが、実際そんなに体感が変わるかというと、そこまでではないです。
また、高層マンションなどの大型の集合住宅で、棟ごと光回線に加入している場合などは、混雑してワイマックスを使う方が速いという声もちょこちょこ聞かれます。
あと、実際普段遣うのに、1Gbpsも必要かという声もあります。
一般的に各種動画サービスやゲームで必要といわれている通信速度は、
youtube(高画質、1080p)→3.5Mbps
Hulu→2Mbps
Gyao→2.5Mbps
NHKオンデマンド→2.5Mbps
オンラインゲーム→1.5Mbps
くらいなので、ワイマックスの下り最大220Mbpsでも多いくらいです。
光回線からワイマックスへ乗り換える際の注意点
ここまで読んできて、家の主回線を光回線からワイマックスに代えてもいいかなと思った方もおられるのではないでしょうか。
そんな方に、光回線からワイマックスに代える際に知っておいた方がいい注意点もお伝えしておきます。
光回線からワイマックスに乗り換える際の注意店
・違約金
・ひかり電話が利用できなくなる
・パソコンの再設定が必要
違約金については、ワイマックスを解約するときにもありえることなので、しかたありません。
日本の悪しき商習慣だと思ってあきらめるか、タイミングよく違約金のかからないときに解約するようにしましょう。
ひかり電話を使っている人は少ないと思うのであまり影響はないかと思いますが、パソコンの再設定はめんどくさそうと思われる方が多いかもしれませんね。
でも、ワイマックスの設定なんて、接続してSSIDを入力するだけなので、30秒です。
違約金以外は対して注意しなくてもいいのかもしれませんね。
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