WiMAX(ワイマックス)とWiMAX2+(ワイマックスツープラス)の違いを比較してみました
WiMAXというのは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略で、無線通信技術の規格のひとつです。
それをUQコミュニケーションズというKDDIの子会社が提供しているサービスの名前にしているんです。
なので、よく聞くWiMAX(ワイマックス)やWiMAX2+(ワイマックスツープラス)というのは、どちらもモバイルWiFiルーターのサービスの名前です。
では、両者にはどういう違いがあるのでしょうか。
WiMAXとWiMAX2+の違い
・最高速度/帯域幅
・速度制限(3日3GB制限)
・料金プラン
ここでは、ひとつひとつ解説していきます。
最高速度/帯域幅
提供している最大速度速度がまず違います。
WiMAX(ワイマックス):
下り最大13.3Mbps、上り最大10.2Mbps、帯域幅10MHz
WiMAX2+(ワイマックスツープラス):
下り最大220Mbps(CA非対応エリアでは110Mbps)、上り最大10Mbps、帯域幅40MHz(20MHz+20MHz)
となります。
つまり、WiMAXが進化して高速化してWiMAX2+になったというイメージですね。
もともとは、WiMAXは下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsでした。
それが、この2015年春以降、順次WiMAXに割り当てられている30MHzのうち20MHzを、WiMAX 2+に移しています。
移行自体は2015年9月くらいまでに順次行うようなので、まだ移行が完了していない地域では下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsが出ます。
WiMAX2+はこのWiMAXから新しく移行した20MHzともともとの20MHzの合計40MHzの帯域幅を使うことで、下り最大220Mbpsを実現しています。
その際に使われている技術が、よく聞くキャリアアグリゲーション(CA)や4×4MIMOと言われる技術です。
速度制限(3日3GB制限)
次に違いがあるのが、3日3GB制限です。
WiMAX(ワイマックス):なし
WiMAX2+(ワイマックスツープラス):3日3GB制限あり
WiMAX2+の方は、超高速なので、さすがに制限がないとトラフィックが大変なことになるのでしょう。
直近3日間での通信量が3GB以上になると、700Mbpsに制限されるようです。
3日3GB制限については、こちらで詳しくまとめておきました。
料金プラン
WiMAXとWiMAX2+で基本料金の料金プランももちろん違います。
WiMAX(ワイマックス):
UQ Flat 年間パスポート、UQ Flat 完全定額プラン、UQ Step 2段階定額プラン、UQ 1日利用プラン
WiMAX2+(ワイマックスツープラス):
UQ Flatツープラス、UQ Flatツープラス ギガ放題、UQ Flatツープラス auスマホ割(2年)、UQ Flatツープラス auスマホ割(4年)、UQ Flatツープラス ギガ放題 ハート割、UQ Flatツープラス ハート割、UQ Flatツープラス auスマホ割(2年) ハート割、UQ Flatツープラス auスマホ割(4年) ハート割
月額通信量やスマホとのセットなどいろいろな料金プランが用意されています。
WiMAXとWiMAX2+でオススメはどっち?
WiMAXの3日3GB無制限なのは、魅力です。
もしかすると、WiMAX2+への移行が進むと、逆にネットワークのトラフィックが少なくて、意外とスピードが落ちない淡い期待もできます。
ただ、これは間違いなくWiMAX2+を選ぶことをオススメします。
もうWiMAXは今後低速化するだけですし、新しい端末が投入されることもないでしょう。
下手したら、何年後かには停派または完全にWiMAX2+への移行を計画しているのではないかと推測します。
これから新しくワイマックスを契約するなら、WiMAX2+で検討されると間違いはないかと思います。
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